地域回遊メディア事業
テイクアウトできる店舗と、持ち込んで飲食できる施設を結び付けて紹介する地域メディアの構想です。東京都西東京市を最初の対象とし、店舗を並べることではなく、買って、歩いて、過ごすまでを一続きで選べる状態をつくることを目的に置いています。
なぜ取り組むのか
地域の個人経営店は、良い商品を出していても、その情報が既存のお客さんの外側へ届きにくい状況にあります。一方で利用者の側は、テイクアウトで買ったあとに、どこで食べられるのか、徒歩で何分か、雨でも大丈夫か、ゴミはどうするのかを、それぞれ別のサービスで調べることになります。買う側と売る側の両方に、同じ分断が効いています。
この分断は、既存のサービスの単位が理由だと見ています。グルメサイトは店舗が単位、地図サービスは地点が単位で、どちらも購入したあとの過ごし方までは扱いません。そこで、店舗と施設の組み合わせを情報の単位に置きました。テイクアウト店舗 × 持ち込み飲食可能施設 × 移動条件 × 過ごし方——この掛け合わせを、地域を回遊する体験として提示する構成です。
扱う情報の中心が「その施設で飲食してよいか」である以上、正確さが事業の前提になります。確認できていないことを確認できたように見せない、公式のサービスと誤認させない、公開する情報には出典と最終確認日を持たせる——この原則を先に決めたうえで設計を進めています。
収益についても同じ考え方で組んでいます。基本の掲載は無料とし、信頼が積み上がったあとの店舗DXの相談・制作・地域企画で収益化する。広告と編集は分け、協賛の企画は協賛と明示する。掲載の順位を売らないことを、最初から仕組みの側に置いておく必要があると考えています。
目指している状態
何を買うか・どこで買うか・どこへ移動するか・どう過ごすかを、一続きで決められる
店舗と施設の「組み合わせ」が情報の単位になっている
施設の飲食可否が、確認の方法と最終確認日つきで公開されている
地域の個人店が、既存のお客さんの外側に知られる理由を持てる
星評価や順位ではなく、正確さと体験の共有で成り立っている
掲載は無料のまま、広告と編集が分かれた状態で収益が立っている
いま向き合っている論点
解決済みのことだけを書いても構想の実像は伝わらないため、未解決の論点も併記しています。
誤った案内が起きたときの重さ
施設の利用ルールは変わります。飲食できないはずの場所を「できる」と載せてしまえば、利用者にも施設にも迷惑がかかります。確認の期限を設けて緊急の修正経路を持つ方針は置いていますが、確認の頻度をどこまで現実的に回せるかは未検証です。
情報を更新し続ける負荷
店舗の営業情報も施設の条件も、放置すれば古くなります。関係者からの修正を受け付ける形を考えていますが、それだけで鮮度を保てるとは考えていません。更新の担い手をどう確保するかが、事業として続くかどうかを決めます。
投稿を扱うかどうか
体験の共有を受け付ければ、審査・通報・削除・発信者情報の照会といった対応が必要になります。地域の店舗を扱う以上、トラブルの影響は当事者に直接届きます。どの段階で投稿を開くのか、そもそも開くのかを含めて決めきれていません。
名称とドメインが未確定
特定の食品や地域に依存しない名前を条件に候補を出していますが、商標・ドメイン・SNSのIDの確認が済むまでは採用しない方針にしています。そのため、このページでも仮の名称は出していません。
他地域へ広げたときの品質
データとURLの構造は地域に依存しない形にしていますが、広げるほど現地を見ていない情報が増えます。自治体ごとに編集の責任者と更新の周期を必ず置く前提にしていますが、その体制をどう用意するかは未定です。
収益と中立性の両立
DX相談や協賛で収益を得ながら、掲載の順位や編集の内容に影響を出さない——原則としては決めていますが、実際に相談をいただいた店舗を特集で扱うといった場面で、どう線を引くのかは運用しながら詰める必要があります。
こんな方とお話ししたいです
- 西東京市および近隣で営業されている店舗の方
- 公園・公民館・地域交流施設の管理に関わる方
- 商店街・自治体で地域活性に取り組む方
- 地域メディアの編集・運営の経験がある方
- 地域での取材・撮影に関わる方
- 地域貢献の企画を検討している企業の方